好景気期間が終わると、次の好景気期間の始まりまでは
“伸びきった需要の幅を元に戻す期間”になります。
世の中的には、この期間の状態を「不景気」と呼びます。
不景気は、過度に投資・参入が集中して需要量の許容範囲を超え、
膨張しきったブーム(バブル)が破裂して始まります。
不動産バブル,ITバブル、昨年までの金融バブルなど、
過度な期待によって集中した投資・参入が一気に収縮していくわけです。
不景気期には、市場(消費者)が冷静になりますから、
モノの価値についての判断がシビアになります。
少し前までは目新しかったけれど今では一般的に
なってしまった機能の商品ならば、安いほうを選びます。
同じような価格ならば、一番のもの,信頼性のあるほうを選びます。
今でも目新しい機能,唯一の機能を有している商品ならば、
売れ続けます。但し、その機能に対する価値判断はシビアに
なりますから、価格の改定,機能の追加などは必要になってくるでしょう。
要するに、“他社と同じような商品・サービス”は
一番でなければ売れなくなりますし、
周りと同じようなことをしていたのでは顧客に選ばれません。
「業界の常識」「自分達の常識」にとらわれて、
これまでのやり方・これまでの商品・サービスを継続するならば、
当然のように売れなくなる、売上を落とすということです。
売れない理由を不景気のせいにし、
市場対応を「値下げ」「割引」に終始する会社・店は少なくありません。
加速する競争に自ら安易に巻き込まれにいって、
もちろん売上を落として、その原因を不景気のせいにする。
あるいは、社員の立場であれば、上司・社長のせいにする。
言うまでもないですが、不調の原因は「自分」にあります。
不景気期は、
台頭してきた新しい価値観への移行期であり転換期です。
「市場(=自分も含めた消費者,顧客)」に目を向け、陳腐になった
商品に囲まれているなかで何を求めているのか、ニーズがどこにあるのか、
を探し出していかねばなりません。
アタマを使い、知恵を絞って「次」の時代の価値を
生み出していかなくてはなりません。
そういった商品開発,顧客開発の取り組みを「マーケティング」と呼びます。
不景気期は業務再構築のチャンス。まずはマーケティングから始めていきましょう。
船井総研の不動産仲介・管理業活性化プロジェクトチーム、宮下でした。





