船井総研の不動産仲介・管理業活性化プロジェクトチームの宮下です。
昨年9月18日の『FUNAIメンバーズPlus』ニュースレターにて、弊社社長の
小山政彦が次のようなコメントをしていました。
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「“目的”と“手段”の勘違い」
人は時として、“目的”と“手段”の判断を誤ることがあります。例えば、
「世界中の人とコミュニケーションが取りたい」と英語を学ぶ人が、そのうち英
語の“勉強自体が目的”になってしまうように、「手段が目的」になることは
よくあるものです。こうした「手段の目的化」は、経営の現場においても散見
されます。
(中略)
会社のオーナーにとっては、自分が作った会社は彼の人生の目的であり、夢を
実現するための手段といえます。どのような会社にするか、上場するか否か、
株式配当で家族をどれだけ豊かにできるか。創業オーナーにとっては、会社の
すべてが自分の子供であり分身なのです。
一方、サラリーマン社長の私にとって、会社(船井総研)は目的ではありませ
ん。自分と社員とお客様と株主を幸せにするための機関であり、手段です。
私自身は、船井総研という機関を手段に、社員やお客様、取引先、株主様その
他の船井総研に関わるすべての人を豊かにすることが経営の目的です。
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さて、私が主として経営のお手伝いをしているフィールドは「賃貸不動産管理会社」
ですが、多くの管理会社において重要なテーマとなっているものに「空室対策」が
あります。
ただ、この「空室対策」というテーマ、あまりに難しくて重すぎるので、いつしか
“仕事の目的”になってしまうことが多くあります。
先に結論を申しますと、「管理会社の仕事の目的は“オーナーの利益を増やすこと”
であり、空室対策はその手段である」ということを意識していなくてはならないという
ことです。
“▲▲ハイツの**号室の入居を決めるための対策として...”ということで、家賃
ダウンとか、広告料増額とか、設備リフォームとか、現地キーの設置とか、現場の
社員の皆さんは日々真剣に一生懸命に考えて、「空室対策」の提案をしていきます。
そして何とか入居が決まったとき、“やった!”ということで、ホッとしてひと時の安息
が訪れるわけですが、ここで「オーナーの利益」を思い返さなくてはいけません。
満室化できたことで、自社はオーナーに“儲けさせてあげる”ことができたでしょうか?
その目的が達成されていないと、オーナーにはメリットがありませんから、現場では
一生懸命に仕事をしていても、オーナーは自社から離れていきますし、「紹介」なんて
夢のまた夢です。しかし、ここに気が付かないと、一生懸命やっているのに!と、自身
の仕事の欠落ポイントが意識にさえ上がってきません。
「空室対策のための空室対策」であってはなりませんし、「管理受託のための空室対策」
であってもなりません。“家賃下げたほうが手っ取り早く決まる”とか、“広告料出したほう
が効果が大きい”とか、そういう側面からの提案は、優先順位が下がります。
「オーナーに儲けさせてあげるための空室対策」という目的を、会社全体で共有できたとき、
オーナーへの提案の言葉、普段の会話の言葉が変わってきます。空室対策の内容も変わ
ってきます。そのとき、オーナーには“本当に”喜んでいただけると思います。





